矯正歯科でのマウスピース矯正

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今注目の歯科矯正の方法として、マウスピース矯正があります。マウスピース矯正とは、普通のブラケットを歯に装着するのではなく、透明のマウスピースを歯にはめることで歯並びを改善する方法。基本的にマウスピースは透明なので顔を突き合わせてしゃべっていても気が付かない人もいくほど。ブラケットの見た目が気になるという人にはとても便利な方法でしょう。矯正歯科にもよりますが、費用の面でも、普通のブラケットを使った矯正よりも安いケースが多く、相場としては30~60万円程度。扱っている矯正歯科は多くはないのですが、現在徐々に増えてきています。

メリットばかりのマウスピース矯正のように思われるかもしれませんが、デメリットとしてはすべての人に適用できる方法ではありません。まず条件として抜歯が必要とされない矯正であること。抜歯が必要ないということは、比較的軽度の矯正ということになります。つまり、抜歯を行って大きく歯を動かす必要のある大規模な矯正は、マウスピース矯正では難しいのです。また、マウスピース矯正は取り外しできるのがメリットではありますが、それだけにできるだけ長時間装着するには本人の意思と努力が必要です。食事の前にはずして歯磨きしてからつけようと思っていたら、ダラダラ時間が経ってしまった、ということでは、一日の装着時間がどんどん少なくなってしまいます。マウスピース矯正は期間が長くかかると言われるのは、矯正の特性ではなく長時間つけ続けることを怠ってしまう人が少なくないためです。矯正歯科の指導の下、しっかり自己管理をする自信がない人にはマウスピース矯正は向かないかもしれません。