ホームへ戻る > 矯正歯科で親知らずを抜く? > 矯正歯科で短期間矯正ができる?
歯科矯正は何年もかけて行うのが常識とされていましたが、最近は短期矯正が話題になることも多くなりました。いくら装置が進歩したとはいえ、一日中矯正装置をつけての生活は不便なことに変わりありませんから、出来るだけ短期間で矯正を終わらせたいというのが当然でしょう。
短期矯正の方法のひとつが、コルチコトミー法と呼ばれる矯正法です。歯を支える骨の内側になる柔らかい骨の部分に故意にひびを入れることで、歯が動きやすい状態にして行う矯正のこと。通常の倍以上のスピードで矯正できるのが特徴です。ただし、この方法は歯槽膿漏などの人だとできないケースがありますし、短期間で動かした歯はどうしても戻りやすいという人もいます。矯正歯科医の腕も問われる手法ですので、信頼できる矯正歯科で行うことが大切です。
また、超短期矯正として、セラミック矯正という方法もあります。これは根本的に歯を動かすというのではなく、出っ張っている部分を削り、きれいな状態になるようにセラミックの人口の歯をかぶせるなどして歯並びをきれいに見せる方法です。器具などは全く装着することなく、数回の通院で歯がきれいになるのが最大のメリット。費用も一本数万円~十数万円と本格矯正に比べると安く済みます。ただし、あくまで歯を削ってセラミックをかぶせることできれいにするので、あまりにも歯のでこぼこが大きい場合は仕上がりにも限界があります。厳密には矯正というわけでないので、矯正歯科というよりは、審美歯科の範疇に入るでしょう。