矯正歯科での治療を始めた直後

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矯正歯科で治療を始めた直後は、それまで感じたことがない違和感を口内に抱えることになります。固定具やワイヤーを用いて、一旦生えてきた歯を動かすという治療なわけですから、歯そのものに対しては相応の負荷がかかっていることになります。その状態は矯正歯科での治療が終了するまで続くことになります。ただ、一点だけ矯正歯科での治療開始直後に生じる現象があり、これは覚えておくことで実際にそうなった際に戸惑うことがなくなります。

それは矯正歯科で治療をはじめた2,3日後に生じるものです。症状としては歯の疼き、そして噛む際などに感じる鈍い痛みです。実際は、それはそこからさらに数日で治まるものなのですが、その違和感と痛みに対して不安になり、再び歯科で診てもらうという方が多いです。ただ、歯列矯正治療にとってそれは避けることができない症状です。なぜそのような感覚を覚えるかというと、歯が動き始めたという証拠になるからです。


その時生えている場所から強制的に歯を動かすのが歯列矯正治療になります。それは簡易なことではありません。骨格と密接に関係している歯を動かすためにはそれなりの負荷を歯に与え続けることが必要になります。その証拠として、歯が動きはじめると疼きや痛みがあるので、それが生じたら治療がしっかりと進み始めたということだと捉える必要があります。違和感はすぐに治まり、その後は何事もなく矯正を続けることができます。これをあらかじめ知っておけば治療はとてもスムーズに進みます。