ホームへ戻る > 矯正歯科で治療中に不便はないか > 矯正歯科と顎の噛み合わせ
矯正歯科で調整することができる歯並びは、さまざまな部分に影響を及ぼしている大切な身体の要素です。もっともダイレクトに影響するのは顎の噛み合わせです。顎の関節が思うように動かない症状、または痛みを伴って噛むのが辛いという症状は、総称して顎関節症と言われます。この顎関節の辛い症状を引き起こすほとんどの原因が歯の噛み合わせにあるといっても過言ではなく、さらにはこの顎関節症から引き起こされるさまざまな辛い症状が重なると、日常生活も辛くなってしまう恐れがあります。
顎関節症には歯が一本おかしな生え方をしているだけで陥る可能性もあります。顎の関節が鳴る、または鳴らすことが癖になってしまっている方も多いですが、それがいつからなのかと思い返すと歯が永久歯に生え変わったタイミングであることも多く、つまりはそれからずっと顎にトラブルを抱えたまま生活していたというケースが多いです。食事ができて話すこともできるという状態であれば特段問題に感じない方も多く、実際は矯正歯科での治療で解決できることであるのに長年放置してしまうという例も多々あります。
審美目的で矯正歯科を訪れ、カウンセリングをしているうちにそのような顎関節症に陥ってしまっているということが発覚する方もいます。自身では気づいていなかったものの、深く掘り起こしていくと顎のトラブルから派生した身体の不具合がいくつも見つかるという方も多いです。矯正歯科での治療でそのような顎に関するトラブルも解消できる可能性が高いです。